アイドルマスター2 四条貴音

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メガハウスのブリリアントステージ アイドルマスター2 四条貴音です。
早速分解です。

髪の毛がすごいです。

見事な造型です。

ジャケットが上半身の一部になっているので欠損部分を補います。

オッパイもバイーンとなります。
ウエストラインも素肌化に伴って修正しないと不自然ですね。
右腕はオッパイに接触しているので、少々厄介です。一体化で進めるよりは腕輪の類で別パーツ化したほうがよさそうです。

そして、もっとも困難なのは・・・

下半身、脚です。
鉄壁のガードです。

むむむ・・・
このままだとまず塗料は通りません。
ニーソックスかオーバーニーにすれば半分くらいは別パーツ化出来ます。
ブーツから覗くソックスは良く見かけますので。
それでも股間部分は困難です。
ぬぬ・・・強敵です。
非常に作業し辛いポーズです。
塗装の事を考えると別パーツ化したほうがよさそうです。

右腕は厄介です。まず塗料は通りません。
リング風なアクセサリーで分割し別パーツ化です。
左腕もバランスを考えて同様の加工を施します。

ヒートガンで加熱し一気に切断します。


φ2.0鉄線で軸打ちをします。

続いて脚です。
モデル立ちは絵にはなりますが作業的には非常に困難です。


右脚から。
こちらはφ3.0大腿上部にφ3.0穴をあけます。まっすぐに慎重に。
φ3.0鉄線を仮に差し込み、残った鉄線にニッパーでかみ跡を付けます。
大腿下部にφ5.0の穴をあけます。
大腿部は硬質樹脂が芯なのでカッターでは切れません。
薄刃のこで切断ですが、その際0.5mmほど削り落してしまうのでマスキングテープで消失分を確保してあります。
大腿下部φ5.0の穴にアクリルレジンを半分ほど流し込み、大腿上部の位置関係に注意しながら鉄線を差し込みレジンの硬化を待ちます。
かみ跡が付いているので、ひとたび硬化するとまず抜けません。
これで大腿下部にφ3.0の鉄線ダボのついたパーツが出来あがります。
これをニーハイ風に加工します。

腕を付け胸部を削りました。


ポリパテで大腿下部の位置(向き)を安定させるために小さなダボを設けます。

両腕、両脚の軸打ちが終わりました。


これで作業がしやすくなります。

だいたいボディーラインは決まりました。

上半身はほぼ全盛りです。
下半身も膝のあたりまで盛りなおしています。
若干脚が細い感じがしたのでひざの上、腿の内側は細すぎると痩せた印象になってしまうのでここはもっと健康的に。
オッパイはバインバインです。o(^-^)oニコ

頭部(顔)は別パーツ化しました。

もともと首と頭は一体ですが作業上別パーツのほうがやり易いので分割しました。
あごにラインが出来ますが覗きこまない限り先ず見えません。
比較的ポピュラーな分割で既製品にもよく見られます。

パテは硬化を早めるために70度から80度ほどに加熱します。
このような過酷な環境に頭部(顔)を晒すのは危険なうえ、作業中に顔にダメージを与えてしまわないとも限りません。顔はビニールに入れて大切に保管です。

オッパイはバインバインです。


右パイは腕でムギューっとなっています。
脇プニもあります。o(^-^)oニコ

ニーハイ化した脚のお陰で大分塗装しやすくなりました。

とはいえ、依然股間周辺はタイトな感じです。
この様なケースは構造を変えてしまいます。

貴音はパンツスタイルなので下着や水着フィギュアによくみられる鼠蹊部分割ラインがありません。
お尻の割れ目とファスナーに沿って真一文字に分割されていました。
これを鼠蹊部、片側分割に構造を変更しています。
アナル、性器の造型が大変楽になり、細かなディテールも加えることが出ます。
部分的に塗装をしてからの接合となるので少々イレギュラーな製法になります。

塗装が終わりました。ε=( ̄。 ̄;)フゥ

組立に入ります。

先ずは、パーツの洗浄からです。
中性洗剤でやさしく洗います。
エアブローして乾燥を待ちます。

・・・
・・・という間に完成です。ヾ(@^▽^@)ノ ワーイ




ソックスのエンドにはレース風のディテールを入れてみました。

ムギュー。o(^-^)oニコ

以上、アイドルマスター2 四条貴音でした。