初音ミク Tony ver.

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マックスファクトリーの初音ミク Tony ver.です。
Tony氏の原画、智恵理氏の原型、マックスファクトリーとここまで揃えばかわいくないはずがありません。

早速分解しますた。

お顔のアップ。

完璧ですね。うるうるの瞳、かわいすぎます。

テカテカの手足、少々傷があります。


上からウレタンコーティングしたほうがイイかもです。

ヒップに比べるとかなりウエストが細いですね。オッパイもチイパイです。

この手の娘は全裸にするとバランスが難しいです。

ネクタイです。

何か使えないか検討中です。

両足のダボが破損してしまったので、3mm鉄線を打ち込んでいます。同時にダボ穴も鉄線用に変更してあります。

ボディーの盛りつけの前にちょっと仮組みです。


プリッとして、とてもかわいらしいお尻ですが素肌化すると上半身とのバランスが少々気になります。

ちょっとお尻が大きすぎるような・・・
ひねったポーズも相まって、上半身の小ささが際立ってしまいます。。
スカートがないと余計目立ちます。
少し幅を狭くしてお尻もちょっと小さくしてウエストを太くして、肩幅は変えられないので背中と胸に厚みを持たせて広背筋を付ければ大分変るでしょう。

肩にプリントがあります。

「01」に加えて「HATSUNE MIKU.」とあります。
「01」は問題無しですが、「HATSUNE MIKU.」は、あまりにも小さすぎてちょっと無理っぽいです。
うーん困った。(;´д`)トホホ
形状はすでに完成しており、すぐにでも塗装に入れるのですが、新しい肌色の表現方法を模索していました。

現状は、PVC自体に改造を施し、ホワイトサフベースで塗装をしていきます。
塗料はクリア系、濃淡で陰影を付けながらの塗装なので立体感はありますが、やはり、成形色の発する透明感や鮮やかさは塗装では出せません。
かねてより、考えていた方法で試してみる事にしました。ミクは、頭部、両腕、両脚と別パーツなので試すには最適です。
先ずは、シリコンで型取りします。
いわゆる「サフレス」ですが、こちらはホワイトウレタンレジン等の比較的透過性のある樹脂にクリア系の色で発色させるものですが、今回は少々違います。
「カラーレジン」も、部分的な塗装を必要とします。予め調色、調整済みのレジンで成形する塗装を必要としない製法です。

・・・新しい事を試すと、たいがい思い通りに行きません。

どちらも、上手くいかなったものです。
乳首も、お○○こもすでに色が付いています。
特筆すべきは、その肌色です!写真では解り難いかもしれません。
違和感なく、近づける事は出来ても、この透き通った感じは塗装では出せません!

試しに仮組みしてみました。


白ベースは、どうしても陰影がきつくなってしまい、立体感はあり写真映えはするものの、どことなく「硬い」感じがします。
一方、こちらは根本的に発色の仕組みが違うため、陰影が穏やかで、肉眼で見たときに「柔らかい」感じがします。
もうしばらく、試してみます。ミクの完成はしばらくかかりそうです。

なかなか思い通りにいきません。(;´д`)トホホ
しかたがないので、ウレタンレジンに変更です。
ウレタンレジンだと塗装が前提となりるので、当初の趣旨とは違いますが、それはそれとして・・・

ミクたちです。
上がウレタンレジン、下は、当初トライしたレジンです。
ウレタンレジンには、予め顔料を加えたキャンディーレジンです。失敗したものですが、やはり透明感は格別です!
安定して成形できるので、ウレタンレジンのほうがイイですね。
色味は反応してからでないと解らないので、シビアです。数ショットの末、出来たのがこちら。

塗装前提なので、色味は薄めです。うーん、薄すぎたかな・・・

解り難いですが、乳首、乳輪、お○○こにも、すでに色が付いています。
もう少し、色味を調整してみます。

ミク、完成しました。ヾ(@^▽^@)ノ ワーイ
・゚・(ノД`)ノ【マヂデゥレシィ・・・】.+゚*。:゚+




ずいぶんと時間がかかってしまいました。
・・・というよりも、真空脱泡機の調整やらパーツのオーダーやらが重なってなかなか作業出来なかったんですけど。
自作脱泡機はすこぶる好調です。しかしながら、レジンの真空脱泡は非常に難しく必ずしも気泡が無くなるわけではありません。
シリコン型の良し悪しに左右されます。
シリコン型も、真空用に取り直したのですが、これがなんとも思ったように行かず・・・

ミク達の亡骸です。
実はこれだけじゃないんですけど・・・(;´д`)トホホ
ミクだけで、レジン無くなっちゃうんじゃないかと思いました。
謎のひけが出来たり異物が混入してお尻やオッパイに浮いてきてしまったり・・・ここにでるかー!
着色レジンなので、削って補修は出来ませんので速廃棄となります。(;´д`)トホホ

ダメな型からは何度やってもうまくできません。まぐれはないのです。
ゲートを拡張したり、リークのタイミングを変えたり・・・お陰で大分解ってきました。(^。^;)

失敗したボディですが、いわゆるサフレスです。
ボディの色も乳首もお○○こもアナルも成形時に着色してあるので塗装は艶の調整くらいです。


この色味。正直言ってこの色味、塗装では出せません。断言できます!
技術的な問題ではなく、発色のメカニズムが違うのです。
白ベースの塗装は陰影がきつくなり、どことなく硬い感じがしますが、こちらは陰影もソフトで柔らかな感じがします。

型取り(粘土埋め)の手間がかかりますが、同時に塗装にかかる時間も大幅に短縮します。
さらに成形時の着色なので普段では届きにくい、あるいは届かない奥のあそこやらがばっちり色付け出来ます。
(・ω・*)ヌフフ

以上、初音ミク Tony ver.でした。