グッドスマイルカンパニーから キャラクター・ボーカル・シリーズ01 初音ミク 初音ミク V4X です。
PCソフトに使われているミクをフィギュアにしたのかな?
こっちのミクはとりわけ幼い感じがします。
肩のプリントもしっかりあります。
ギリギリで見えません。
後ろからは見えちゃいます。(;^_^A
「HatsuneMiku.」1mmにも満たない極小の文字。
これがなかなか厄介でして・・・(;^_^A
それでは分解しましょう。
分解しました。
ツインテールが無いと誰だか解りませんね。
ミクもいろんな表情がありますから。
ヘッドフォンで分かるかな?
ツインテールには金属線が内蔵してあります。
硬質樹脂製の顔パーツの受け側に差し込む形で固定します。
ヘタリや折れの対策も万全です。(^-^)//””パチパチ
襟とネクタイはミクの可愛さをアップするポイントだと思います。
出来れば残しておきたいなー。
腕のプリントもとっても細かくされています。(^-^)//””パチパチ
しかも黒の上に!! デカールでは・・・不可能ですね。(;^_^A
手も可愛いです♡
表情もカワイイし、ムチっとしたアウトラインもとってもGOODです!!
・・・肩の「01HatsuneMiku.」。
改造に置いて、ここだけ温存する事は出来ません。
デカールで再現しなければならない箇所です。
ただ、「HatsuneMiku.」があまりにも小さいので・・・
デカールでも、肌色の上なら赤も問題なく発色してくれるのは幸いです。(;^_^A
胴体はデフォで分離出来ます。
組立の際に接着する事もできるのに。 あ・え・て・しない。
うっ・・。カワイイ♡
フルバックのパンツもカワイイ♡ ミクのパンツなんてフィギュアじゃないと見れませんから。
ただし!
パンツは下から覗くものです!!
これが正しいパンツ道なのです!( ー`дー´)キリッ
こっちのプリントも見事です!
文字、めっちゃ小さいっすよ!発色も綺麗だし。
ソックスにも文字がプリントされています。
これは注意しないとです。
あっ、汚しちゃった。リペすればいいか・・・ってわけにはいきません!!
デカール作って、貼って、クリヤー吹いて、段差消して・・・、不注意が大変な遠回りになってしまいますから!
何としても汚してはならないのです!
改造に置いてパーツはできる限り分解させておくのが基本です。
ソックスと腿は別パーツ構造なので、当然分解しておくべき所です。
ただし、現実はそう簡単ではないんだなー。(;^_^A
魔改造、長くやってると、一目見て取れない事が分かります。(;^_^A
フィルムラップで足先から包んで、マスキングテープでソックスエンドを覆います。
テープは皺のできない様に幾つかに切り分けて貼ります。
テープの上からシアノンパテで2、3個マーカーを打ちます。
PVAとワックスで離型をしてポリパテでギプスをとります。
シアノンパテは元々接着剤なので塗膜が盛っていかれます。
ポリパテは溶剤のスチレンが塗膜を溶かします。
とっても怖ーいのです。
パテが乾くまで、しばらく安静にしておきます。
首の接着が強くて取れそうにないので、襟は中央でカットして取り除きます。
パーツとパーツの境目を削り溝を作ります。
隙間にアクリルレジンを流し込んで隙間を埋めます。
パテが乾いたので慎重に剥がします。
離型していても密着したパテは簡単には剥がれません。
(≧ω≦)b OK!! 綺麗に剥がれました。
マスキングテープの後までしっかりトレースされています。
左右が分からなくなると面倒です。
パテのギプスが出来たところで糸鋸で切断します。
ソックスエンドのやや上、素肌部分は後でいくらでも再生が出来ます。
少しゆとりを余裕を持って。
はい。出来ました。
続いて、ソックス内の残骸を取り除きます。
中央を少し削ります。
徐々に広げていき・・・
この様に底が見えたら・・・
ニッパーで咥えて引きちぎります。
ソックスパーツの断面が少し見えてきました。
中央にはダボが残っています。
続いてこのダボを取り除きます。
先ずはφ3.0のドリルで穴を掘ります。
リュータービットで穴を広げていきます。
削り進めるとソックスパーツの内壁が見えてきます。
残りはタガネでこそぎ落とし、接着剤の残骸を綺麗に削れば出来あがり。
ほぼ無傷です。このまま差し込みダボとして利用できます。
PVAとワックスで離型をしてエポパテを内部に詰め込みます。
念のために金属棒を入れておきましょう。
硬化したら一旦引っこ抜いて、ちゃんと差し込みが機能するか確認します。
ダボとして機能したら、腿とダボを接合します。
ソックスエンドから少し余裕を見てカットしたので隙間が出来ています。
この隙間にパテを充填してダボの再建が完了しました。
胴体の下処理をします。
1、2mm程削ります。
脇の下は深めに削ります。
成形上の問題から「谷」になる部分は甘くなりがちです。「ぬるい」とも言います。
「谷」は、金型内では「山」になっているわけで、鋭い谷ほど、鋭い切っ先の様になるわけです。
型から取り出す際に、引っ掛かったり、切れたりしかねません。だから「ぬるく」しなければいけないわけです。
だんだんと肩のマークに近づいてきました。
何だか、削る事にためらいを感じます。(;^_^A
うぉりゃー!
どんなもんじゃい! Ψ(*`Д´*)Ψグヘヘヘ!!
ミク、こんな有様です。
もう、誰だかわからないでしょう。
首からパテを盛っていきましょう。
徐々にアウトラインが出来あがっていくこの作業が一番楽しいです。♪♪
♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪ランラン
胸を張って、肩を後ろに開いている状態ですね。全体的な表情も見えてきます。
ざっくりパテを盛ったら、表情に合わせて肉付きを調整していきます。
内腿は、くっ付けてからではツールが入らないので先にある程度綺麗にしておきます。
お尻の造形は脚をくっ付けないと出来ないので順序良く進めていきます。
脚を接続する際に注意しなければいけないのが台座との接続を確認する事。
ミクは両足裏に差し込みダボがあるので、腿の取付が少しでもずれると穴の位置が狂ってしまいます。
従って、腿の取り付けは台座に取り付けてから行います。
ソックスのプリントは無傷です。o(^-^)oニコ
念のためラップで保護しておきましょう。
台座に両脚を取り付けます。
この状態が台座と脚の、最もストレスの無い関係になります。
ここに胴体を乗せます。
隙間にアクリルレジンを流し込んで、ストレスの無い状態で腿を固定します。
エポパテで覆われた股間は非常に曲げに弱く、僅かなずれを無理やりはめようとすると「パキッ」とヒビが入ってしまいます。
塗装を済ませた肌にひびが入ると、もはや修正は不可能です。想像しただけでもゾッとします。((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル
腰回りのアウトラインはいくらでも調整が出来るので、ストレスの無い台座固定が最優先になるのです。
お尻は両足が付いてないと出来ません。隙間をパテで埋めてお尻を造形していきます。
腕の造形も進めていきます。
こっちもリペイントが困難なのでマスキングテープで保護しつつ肩周辺の肉付けをします。
肩甲骨が中央に寄っている感じを出します。
アウトラインが出ました。
ミクに限った事ではなく、多くのフィギュアに見られるのが下半身のボリュームに比べて上半身が極端に華奢なボディーバランス。
単にオッパイが小さいだけではなく、胸郭自体が薄く小さいのが特徴です。
上半身は幼さを強調している割に、腰回りやお尻、脚は妙に「大人の女」であるのも共通した特徴です。
これをそのまま裸にすると非常に不自然な体型になります。
ミクのお尻はスカートの影響で一回り小さく造形してあります。キャストオフするとペッタンコの「和尻」になるのはそのせいです。
プリッとしたカワイイお尻にします。o(^-^)oニコ
全体のバランスを破綻させないように、上半身にボリュームを持たせます。
ミクのようなスタンスの娘は、脚の構造に少し手を加える必要があります。
現状ではくっ付いており、所有するどんな小さなツールでも作業が極めて困難です。当然、塗装はできません。
苦心の末にたどり着いたとっておきの技でこの窮地を乗り越えます。
既に幾つもの作品でおなじみの「マンコ割り」です。
このライン沿って右脚を分割します。横はへその下辺りから仙骨まで、仙骨からお尻の割れ目を通り、アナル、オマ○コを経て交わる。
先ずはシアノンパテで数カ所にマーカーを打ちます。マーカーがある事で位置が狂う事が無くなります。お尻側にも。
ここにパテを乗せてギプスを作ります。ポリパテは早いし、ペースト状なのでギプスにするのに都合がイイです。
但し、離型は必要です。
PVA、洗濯糊にも使用されているポリビニールアルコール。
模型用の着色してあるタイプはハチミツばりに粘度が高いので薄めて使用しています。
2回ほど塗り重ねます。乾くとシンナーやアセトンといった溶剤には溶けずに水に溶ける性質があります。ポリパテに含まれるスチレンもへっちゃらなのでくっ付かないというわけです。
乾いたPVAの上に今度はワックスを塗ります。
くっ付かないけど、かなり頑固に密着するので、剥がす時にギプスが欠けたり割れてしまう事があります。できるだけスムースに剥がれてくれるようにワックスを塗ります。
ワックスが乾いたらパテを乗せます。
30分もすれば剥がせるでしょう。
硬化すると表面の艶が無くなります。
ギプスと本体の間にプラスチックのピックを差しこんで少しづつ剥がしていきます。
しかし、かなり強く密着しているので無理に差し込むとギプスが割れてしまう恐れがあります。
ヒートガンで熱する事でPVAが溶けて、密着が緩んだすきにすばやくピックを差しこみます。
無事剥がす事が出来ました。
マーカーも綺麗にトレースされています。
PVAは剥がれないようです。
ギプスの用意ができれば、いよいよ「マンコ割り」をします。
糸鋸の刃厚は0.5mm程あります。
削りながら切断するので、この分は粉になって消失してしまいます。
先ずは横から刃を入れていきます。
中央まで切り進めたら刃を抜き、オマ○コの筋に沿って切っていきます。
これぞ、「マンコ割り」。( ー`дー´)キリッ
糸鋸は摩擦を少なくする為に刃が若干外に開いています。「アサリ」といいます。
「アサリ」があるので1mm~1.5mm程消失した事になります。
続いてソケットの加工をします。
中をえぐります。削りすぎないようギリギリまで削ります。
内側をパテで成形し内壁を作ります。
ソケットの側面になるので逆テーパーにならないように。
硬化したら、側面を綺麗に均していきます。
底面に差し込み用の穴を設置する事で仮固定が出来ます。
内側に離型をして・・・
パテを充填します。
パテを少しはみ出し気味にして胴体側と合わせます。
ギプスをマスキングテープで巻いて固定します。
硬化が確認出来たらヒートガンで熱してPVAを溶かし真っ直ぐ引き抜きます。
切断んで消失した部分を修復します。
ペーパーで均して綺麗にします。
オッパイが無いとイメージがつかみ難いので、そろそろ作ったほうがイイでしょう。
ミクはあまり大きい感じではなさそうなので。(;^_^A
オッパイは左右の形状を揃えていくうちにだんだんと大きくなっていくもんです。
これくらいかな?
脇の下とか、脇からオッパイに繋がるラインとか・・・スキ♡
・・・もう少し調整が必要な気がしますが、一先ずは全体のイメージがつかめるようになりました。o(^-^)oニコ
今までまったく手が出なかった股間の作業性が劇的にアップします。o(^-^)oニコ
半分に割れるので、オマ○コを中から作れます。o(^-^)oニコ
ボディーラインが出来あがりました。
ミクはこれぐらいが可愛くてイイですね。
お尻はプリッと増し増しで。
「HatsuneMiku.」もしっかり印刷出来ています。
ちょっとムラが・・・
塗装後、胴体と分割した右脚を接続します。
分割ラインを少し削って溝にします。
溝にそって瞬間接着剤を流します。
溝をパテで修復し、サフを吹いては磨きサフを吹いては磨き・・・
手間が掛かります。(;^_^A
左肩にクリヤーを吹いてツルツルにしてからデカールを貼ります。
微かに段差が出来てしまうので、クリヤーで段差を消します。
十分に乾かしてから、#400で軽く磨いて、クリヤーを吹く。手間のかかる作業です。(;^_^A
塗装終了です。
乳首のお化粧をします♡
UVジェルを筆塗りして、テカテカの乳首にします。o(^-^)oニコ
テカテカにするだけで、ミョーにいやらしく見えるもんです。o(^-^)oニコ
組立をします。
脚付けて・・・
腕付けて・・・
頭付けて・・・
ツインテール付けて・・・
台座のフィルムを剥がして・・・
ミク、完成です。☆⌒v⌒v⌒ヾ(≧ω≦)ノヒャッホーィ♪
健康的な感じがイイです。o(^-^)oニコ
無念・・・ 次こそは裸ネクタイに・・・
以上、初音ミク 初音ミク V4 Xでした。