SHOW BY ROCK!! シアン

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ホビージャパンから、「SHOW BY ROCK!!」 シアン です。
全高22cmと意外と大きいです。

1/6.5スケールと表記されていますが、設定身長は154cmだそうなので、1/7ですね。
1/6.5スケールなら25cm以上のフィギュアになります。
シアンはそんなに大きくしちゃダメな気がします。(;^_^A
別パーツでピックが2つ付属しています。

ピンセットでつまんで差し込んでやります。
うっかり弾き飛ばしてしまったら、二度と見つかる事は無いでしょう。写真撮りが終わり次第、直ちに安全な場所に保管せねば。
ベリーさん、とても良く出来ています。o(^-^)oニコ

ちゃんと弦が貼られています。(^-^)//””パチパチ

パンツは・・・ドロワーズです。(;^_^A

どこぞのメーカーのような、自己責任でキャストオフは・・・出来そうにありません。(;^_^A

早速分解しましょう。

分解しました。
ギターの装着の為にデフォルトで頭部が外せます。

とても可愛く仕上がってます♡
シアン、頭が大きく重い事もあって、首に金属線が打ち込まれています。構造的にも大変よく出来ています。

巻き巻きの髪の毛も見事ですね。原型師の技術の高さがうかがえます。(^-^)//””パチパチ

胸元のフリルや小物も別々で組み上げられています。

こういう小物は比較的簡単にバラス事が出来ます。

胴体の方は・・・

全然分解できていません。(;^_^A
片脚立ちの為、左の足先から胴体まで硬質製の芯が入っており分解出来ないのです。

右脚とスカートの一部くらいしか外せません。
右脚もソックス部分は硬質製で太腿も硬質製の芯が入っています。

作業的には分離したほうがいいので、ソックスのリペイント覚悟で靴を脱がしてみたものの・・・
左脚の靴が芯の接着が強力すぎてどうにも分解出来ません。

(;´д`)トホホ
腕はバラスにしてもネックを握る左手の位置関係がずれては困ります。

やはり、ベリーさんは持たせてあげないと絵になりませんから。o(^-^)oニコ

スカートは強引に外す事が出来そうです。

センターでカットして引き抜きました。
内部は硬質製の芯が入っていて、その芯同士で接着されいる為熱湯に浸しても柔らかくなりません。

胴体は分解する必要は無いですね。

脚の分離作業に取り掛かりましょう。
ソックス部分を分離します。分離作業にはギプスが必要になり、ギプス製作にはシアノンパテでマーカー打たねばなりません。
シアノンは接着剤なので塗膜に対して施工すると塗膜が引き剥がされてしまいます。
ソックスのリペイントは避けたいのでマスキングテープで表面を保護します。

マスキングテープの上からシアノンパテでマーカーを打ちます。同様に離型処理をしポリパテでギプスを作ります。

溶剤もしっかり遮断してくれるので塗膜も保護されているはずです。
糸ノコで切断します。

切り難いのでシアンをバイスに噛ませます。
ソックスから1、2mm程ゆとりを取って切ります。優先すべきはソックスです。素肌部分はいくらでも再建出来ますから。
クリーム入りのお菓子を輪切りにしたみたいですね。(;^_^A

外側が軟質性樹脂で中央の白い部分が硬質製の「コア」と呼ばれる芯です。
ソックスの入口の残骸を削り落します。

ソックスを削らない様に慎重に作業します。

綺麗になりました。案の定、深いです。ここまでコアが入っていては絶対に分解する事は出来ません。
次に、差し込みの機構を組み込みます。
太腿側に下穴を掘ります。いきなり太いドリルはたいへん危険です。
ドリルが樹脂に食い込み、シアンが高速でグルグルと回ってしまいます。(;^_^A
だんだんと太くするのが基本です。

先ずはφ2.0で。
差し込みに使用する真鍮製の角棒。

3×3なので、4.2mmの下穴で入れる事が出来ます。

でも、これだと少し小さすぎます。
パテを詰めるのでもう少しゆとりがあったほうがイイのです。

φ5.0もあれば十分です。下穴はコア内に収まれば強度も保てます。
角棒に離型をします。PVAでフィルムコートし、その上からワックスを塗ります。

角棒はバリが無いように、なるべくスベスベな状態にしないと引っ掛かって抜けなくなります。
下穴にパテを詰めます。

角棒が入る分を考慮して詰めます。
角棒を強く押し込むと、隙間からパテが溢れてきます。
溢れたパテを綺麗に盛り直して出来あがり。

硬化すると、ほぼくっ付いているので手で引き抜く事は絶対に不可能です。
たとえ離型処理をしていても、バイスプライヤーで角棒を咥えて本気で引っ張らないと抜けないくらい強力に接着されてしまうのです。そんな経験を経て、ヒートガンで真鍮棒を熱したところ、驚くほど簡単に抜ける事を発見しました。
今では、何の苦労もなく引き抜く事ができるようになりました。o(^-^)oニコ

反対側にはニッパーで噛み跡を付ければ、アンカーとなって抜けなくなります。
ソックス側にのアクリルレジンを流して、手早くギプスで挟みこんで10分程安静して・・・
出来あがりです。マスキングで覆っていた事でソックスにダメージはありません。

数ミリのゆとりを残してカットしたので、欠損部分が多いですね。

素肌化の作業で、いくらでも補修できるので問題ありません。

胴体の素肌化をするので、不用な部分を切除します。

太腿も一回り削ります。これくらいの面積ならパテに置き換えてしまった方がイイです。
腕はちょっと手間が掛かります。
ポーズに影響が出ない様に注意しながらギリギリまで細く削っていきます。

特に手首付近は完全に差し込み機構が無くなっていて、辛うじて接着されているだけの状態です。
外れてしまうと厄介なので、パテ盛りの前にアクリルレジンで固めます。

パーツの隙間にもアクリルレジンを流し込んで隙間をふさぎます。

いきなりボディーラインは出せません。
先ずはアバウトにパテを盛りつつ、細くか弱い腕をパテで包み強度を上げます。


だんだんと持つところが無くなってきたので、この辺りで一旦硬化させた方が良いでしょう。
だいぶ、人間らしい体つきになってきました。


太腿も表面をパテに置き換えます。
素肌が露出している部分でしたが、この程度の面積ならパテ化したほうが下地処理がスムースになります。
断面に多めに盛って、離型したソックスをムニュっと押しつけます。

溢れるくらいがちょうどイイです。
反対の太腿も同様です。


ソックス側の凹みがトレースされています。

ボディーラインを調整しています。
首の後ろには頸椎の出っ張りが浮き出ているものです。

髪の毛で見えなくなってしまうところですが、そういう部分もちゃんと造形します。

パテ化に際して数ミリは削ったはずなのに、いつのまにかPVCが露出してきました。
虫歯の治療のように削ってパテで埋め戻します。

アウトラインの調整中は頻繁に起こります。

こんな感じになりました。

気持ち大盛りのオッパイにしました。(;^_^A

シアンはギターの取付で頭部が外せる仕様です。
素肌化されてしまうと繫ぎ目の問題が生じてきます。
チョーカーを付け、そこを起点に取り外しをして繫ぎ目の問題をクリアしましょう。
チョーカーは可愛さが倍増する上に頭部の取り外しが出来る、一石二鳥のアレンジなのです。
裸にニーソックスは、魔改造に於いてはもはや当たり前となったスタイルですが、個人的にはもう少し上半身に何かしら着ていて欲しいです。グローブなんかもありです。o(^-^)oニコ
チョーカーはどんな娘にも似合います。シアンなら、むしら無い方が不自然なくらいでしょう。

汚れ作業に付きラップで厳重に保護しておきます。シアン、髪の毛凄いので大変です。(;^_^A

線を描いてイメージをまとめます。これくらいがイイでしょう。

線まで削ります。
できた隙間にパテを詰め込みます。

離型処理をしているので、別パーツとして扱え、ベリーさんの取り外しも自由に出来ます。o(^-^)oニコ

ボディーラインが出来あがりました。






元気いっぱいの感じがカワイイです♡ しかもシアンのオマ○コ♡ (o’v’)p゚+。:.゚スバラシィ゚.:。+゚q(‘v’o)


膝からふくらはぎにかけてのラインが、意外とリアルに造形してあります。
それに合わせてお尻や腰回りもちょっとセクシー寄りに。実はセクシーなシアンなのです。o(^-^)oニコ

キュートな顔とのギャップがまたエロイ!!

チョーカーが破損してしまいました。

接着面積は大きい方が強くなるので破損個所を少し削ります。
首には離型をして、ずれないようにマスキングテープで固定して、破損箇所にパテを詰め込みます。

硬化後に成型して元通りです。o(^-^)oニコ

シアンの下地処理をします。

手にはかからない様にします。
細く曲がる可能性のある部分はラッカー系の塗料は使えません。手はPVC専用の塗料を使用します。

下地処理後、表面をチェックし”ゆず肌”になっている箇所があれば#600やウルトラファインで磨き綺麗にします。


お尻の割れ目は特に”ゆず肌”になり易い所です。

手にPVC用のホワイトを吹いています。

ラッカー系の調色フレッシュは、PVC用のクリアで割り、さらにPVC用のシンナーで薄める事で”なんちゃってPVCフレッシュ”にして吹きます。

塗装はホコリとの戦いでもあります。

微かに見える黒い点。言われなければ見過ごすほど小さいですが、集中して吹いているとどんなに小さくても気が付きます。塗料が濡れているうちは絶対に手を出してはいけません。
しばらくエアーブローして乾燥させます。軽度のものであればエアブロー中にいつの間にか吹き飛んでいます。
こいつはちょっと頑固なようですね。
スポンジペーパーのマイクロで軽く擦ります。

取れました。o(^-^)oニコ
これで駄目ならルーペ覗きながらアートナイフの先で手術します。

塗装が終わりました。o(^-^)oニコ

マニキュアを塗りましょう。

パーのエナメル塗料にちょっと赤を加えてピンクにしましょう。o(^-^)oニコ
乳首はUBクリアを筆塗りして濡れたようにツヤツヤにします。

エナメルクリアでも同様にツヤツヤに出来ますが、エナメルは乾燥が遅いので最近はもっぱらこっちです。紫外線ライトであっという間ですから。
ただし、使い終わった筆は念入りに洗わないと使い物にならなくなります。

たぶん蛍光灯でもじわじわと反応してしまうでしょう。

シアン組立です。


靴はヒートガンであぶって柔らかくしてから履かせると隙間なく綺麗に戻せます。
軟質PVCだけにしか使えない方法ですけど。

脚を付けて・・・

ベリーさんを持たせて、と。

頭差し込んだら・・・

シアン、完成です。ヾ(@^▽^@)ノ ワーイ






ちょっとお尻がクイッとなってる感じが、カワイイ♡
カワイイだけじゃなく、手の表情が秀逸です。特に小指。お見事です。(^-^)//””パチパチ



シアン独りじゃちょっと寂しいです。(´・ω・`)ゞウーン
他のメンバーは・・・出ないでしょうね。(;^_^A

以上、SHOW BY ROCK!! シアン でした。